アロエで便秘予防と便秘解消!

アロエで便秘予防と便秘解消! 塗ってよし食べてよしのアロエは、ユリ科の多肉植物です。水やりの手間がかからず、日本の気候風土にも適応できるため、初心者でも簡単に育てられる植物として人気があります。観葉植物でもあるアロエですが、その葉から抽出されたアロエエキスには、創傷治癒作用や鎮静作用があるとされ、古くから火傷や切り傷の応急処置に愛用されてきました。そのため家庭での常備薬として植えられていたそうです。

 

 そのアロエエキスには、実はある慢性的なお悩みを解消する効果があるようなのです。それは多くの老若男女が悩んでいると言われている便秘。アロエの葉に含まれる独自成分には胃や腸の働きを活発にする作用があり、腸内環境を整えて便秘解消が望めるのだとか。しかもお腹が痛くならずに穏やかに自然なお通じが期待できるそうなのです。刺激性の下剤は、腹痛を引き起こす可能性が高いと言われています。天然由来のアロエエキスを取り入れることで、ストレス無く便秘解消が望めるかもしれません。

 

      〜目次〜

 

・アロエと便秘解消の関係とは?


・自家栽培のアロエを食べて便秘解消する?


アロエと便秘解消の関係とは?

アロエと便秘解消の関係とは? アロエベラの葉はとても肉厚で、表皮(緑色の外皮)と内側の葉肉(半透明のゼリー質)から構成されています。食品として販売されているものには、外皮を取り除いた葉肉部分だけが使用されています。

 

 外皮に含まれるアロインという苦み成分には、子宮収縮を促す作用があるといわれています。そのため、早産や流産を招く恐れもあるのだそう。また、デリケートな小さいお子さんには刺激が強すぎる可能性があることや、アロエアレルギーにも気を付ける必要があります。アロエを摂取する際は、小さいお子さんや妊婦さんは注意が必要です。

 

 一方で、このアロインには、腸内環境を整える効果があるとも言われています。腸内の水分量を増やし、腸の蠕動運動を活発にし、腸内から余分なものを排出して便秘を解消。また、緑色の外皮の内側の葉肉(ゼリー質)部分に含まれる多糖体といわれる成分には腸内の善玉菌を元気にしてくれる働きがあります。この多糖体は、糖同士が結合した高分子の物質で、腸内の有害物質や老廃物に吸着して体外に排出する働きもあり、腸の善玉菌の代表格であるビフィズス菌の餌にもなります。つまり、アロエベラは腸内細菌のバランスを整え、腸活をサポートしてくれる食品として注目されているのです。

 

 アロインと多糖体の2つの相乗効果で便秘解消には非常に効果的なようですが、多く摂取しすぎると下痢を引き起こす可能性があるため、大人も子供も気を付けなくてはいけません。

自家栽培のアロエを食べて便秘解消する?

自家栽培のアロエを食べて便秘解消する? 食べる目的でアロエを自家栽培する際には、必ず食用のアロエを選ぶようにしましょう。日本ではアロエベラとキダチアロエが食用アロエの代表格です。多肉植物であるアロエは、水やりに気を使わなくても済み、気温の高低差にも強いため、初心者でも簡単に栽培できると人気だそう。鉢植えで栽培されるのが一般的です。

 

 葉肉部分に厚みがあり、主に外皮を取り除いたゼリー質部分が食品として加工されるアロエベラはつるんとした食感。キダチアロエはアロエベラに比べると葉が小さく、果肉が少ないため苦み成分を含む外皮ごとすりおろしたりジュースにしたりして摂取するため、強い苦みが特徴です。アロエは苦みが強いとされる外皮以外無味であるため、何かに混ぜたり味をつけると食べやすいよう。

 

 アロエの外皮にはアロインという苦み成分が含まれており、整腸作用があります。また、外皮の内側のゼリー質の葉肉には多糖体が含まれており、こちらも腸内の善玉菌を元気にしてくれるため、アロエを摂取することで、便秘解消効果が期待できる優れた食品なのです。

 

 おいしい食べ方として次のようなものが挙げられます。アロエベラはつるんとした食感の葉肉部分を食べるのが一般的です。外皮は苦み成分が含まれており苦いため、トゲと外皮を取り除き、刺身や刻んでヨーグルトやサラダなどに混ぜて食べます。外皮ごと食べるキダチアロエは苦みがあるため、ハチミツ等の甘味を足すと食べやすくなります。おいしく食べて気軽に便秘解消目指しましょう。